坂井田裕紀 : 僕が最初にBAKUを観たのはフランスだった。僕がイギリスにいる頃に、2001年にパリで日本人だけを集めた「バトファー」という船上クラブで行われたパーティがあった。GOTH-TRADやNUMBも出てた。
BAKU : dj klockやCOM.Aやレイ・ハラカミもいたし、池田亮司、田中フミヤもいた。DJ HIKARUやL?K?Oもいたよね。
坂井田裕紀 : よくそんなに集めたなって感じなんだけど、キュレーターのフランス人の女の子はわざわざ日本に来てリサーチして集めたんだよね。僕は日本のアーティストの情報もなくそれを観たから、日本人って凄いなって思った。もともと名古屋からロンドンに行ってしまっていたから、
東京のことはほどんど知らなかったし衝撃だった。その後帰国して、東京で『KAIKOO/邂逅』の映像を撮り始めた。
BAKU : オレは
MSCのファースト・アルバム『Matador』ではじめてトラック作って、同じ年に「VANDALISM」と「KANNIBALISM」のアナログを出しているね。「VANDALISM」を出してから、グラフィティ・ライターと仲良くなっていったのはある。この日のKENTAROとのライヴのときに、CASPERくんが盛り上がってクラブの中でスプレー缶で火を焚いて、怒られちゃったけど(笑)。